地開発公社は廃止できる
(2008・04・08最終更新)

総務省が平成19年12月27日に発表した平成18年度土地開発公社事業実績調査結果概要(http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/071227_1.html)によれば、現在の市区町村公社の数は17年(1227)、18年(1066)、19年(1042)と、年々減っており、しかも、この間、新たに作られた公社はわずか2つだけとなっています。

議決を要さずに土地を先行取得できるため、犯罪の温床ともなってきた土地開発公社は、もはや廃止すべきときに来ています。

総務省が提案する「健全化対策」に乗り遅れないよう、各地の自治体で5ヵ年の健全化計画を作りはじめていますが、橿原市は、5年以上土地保有額が、標準財政規模の20%をはるかに超える状況であるにもかかわらず、いまだ計画を策定していません。

今年度の東竹田町の防災センター用地・耳成第2地区公民館用地の先行取得問題をもにらみながら、公社の早期廃止を目指して取り組んでいきます。

(1)奈良県内の土地開発公社の土地保有・塩漬け土地保有状況


(1)奈良県内の土地開発公社の土地保有・塩漬け土地保有状況

(百万円)

公社名

a.18年度末
保有額計

先行

プロパー

b.5年以上
保有額

b/a

c.10年以上
保有額

c/a

使用済
保有額

未収金
保有額

借入金

d.債務保証

e.うち5年以上

d/f

e/f

f.標準財政規模

橿原市土地開発公社

7,500

7,500

0

5,381

71.7

4160

55.5

0

3,792

11,109

0

0

0.0

0.0

21,498

★参考リンク
総務省 土地開発公社経営健全化対策
 (平成16年付けだが、平成18年決算にも準用しており、健全化計画提出の期限は平成20年4月末である)


下記のイベントは終了しました

 

平成20年3月30日(日)午後2時より

分権サロン 公開シンポジウム
土地開発公社を考える

 

桜井市立図書館 研修室にて

桜井市河西31番地 TEL:0744-44-2600
JR・近鉄桜井駅南口より徒歩約20分
       奈良交通バス「多武峰行き」または
「談山神社行き」神之森町バス停下車スグ
駐車場あり

 

参加無料・先着50名

 基調講演 ジャーナリスト 浅野 詠子
パネリスト 大和高田市議会議員 奥本 英子
パネリスト 上牧町議会議員 辻  誠一
パネリスト 生駒市議会議員 角田 晃一
パネリスト 桜井市議会議員 東  俊克
パネリスト 橿原市議会議員 奥田  寛


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