耳成地区第二公民館・用地買収・建設計画を考える
(2008・04・23最終更新)

 

 橿原市HP記載の平成20年4月1日付け人口表に、上記の公民館一覧表の集会所数を対比して1館あたりの人口を算出してみました。

 現在のところ耳成地区の集会所1館あたりの人口は他の地区に比べてさほど多くはなく、1000人を下回っています。

 耳成地区の町別に見ると、東部の石原田町に館が少ないことがわかります。

 東北部にあるやわらぎの郷・リサイクル館の料金体系を見直し、会議室の存在を市民にアピールしていく必要があります。

 西部の新賀町の集会所数も少ないですが、高層マンションの多くは奈良県橿原文化会館からさほど遠くなく、西北部には耳成地区公民館もあることから、あえて第二地区公民館を建設するとすれば、慎重に需要を見極めた上で東部に用地を見出すべきかもしれません。

 引き続き、既存施設を有効活用していくため、各施設の容量・耐用年数・駐車台数・回転率・料金体系・インターネットの活用状況等を調査・整理していきたいと思います。

 

平成20年4月23日追記―耳成地区のリサイクル館・やわらぎの郷・浄化センターの会議室の利用状況を現課に確認しました。

【リサイクル館の平成19年度の会議室利用実績は約3/2440回】
 会議室1(20人)・会議室2(60人)・研修室A(80人)・研修室B(40人)のの利用実績は「橿原市役所利用」の3回だけ。
 料金設定があり、研修室のパーテイションを外せば120人部屋になるなど容量も十分だが市民利用実績はなし。
 回転率を出すための分母としての営業回数は、やわらぎの郷と同じくらいの営業日約305日×時間区分2回(午前:午後)=約610回。部屋が4つなので約610回×4部屋=2440回。

【やわらぎの郷2階和室の平成19年度の市民利用実績は64/2745回】
 3つの和室の各利用状況は、畝傍(60回:8万4000円)、香久山(3回:4200円)、耳成(1回:1400円)で合計64回しかない。
 年齢区分と市外区分によって入館料が別途発生する仕組みにも原因があるかもしれない。
 分母は営業日の305日×3回(午前・午後・夕方)×3部屋で2745回。

【浄化センターの会議室の平成19年度の利用実績は約90/460回】
 浄化センターの見学者ホール(60人)は月1〜2回の利用。会議室(20人)は週1〜2回。
 概算で、約1.5回×12ヶ月+約1.5回×48週=約90回
 料金設定がなく、市民への貸し館は行っていない点が、リサイクル館の扱いと矛盾する。
 会議室部分を貸し館利用することは補助金がらみで不可能なのか、なぜリサイクル館はそれが出来るのかと総務課に質問したが、補助金よりも「公の施設」としての位置づけ施策的判断という答えだった。
 営業日は土日を除く市職員の通常出勤日数で、土日・祝日・正月を除く約230日。
 時間区分は厳密には定めていないが、予約がバッティングしないように午前午後の分割はしているとのことで、約230日×2回=約460回。

(1)橿原市の集会所等1館あたり人口(平成20年4月22日)



(1)橿原市の集会所等1館あたり人口(平成20年4月22日)











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