情報開示2013年6月1日

情報開示「議会報告広聴会のご案内です」 橿原市議会議員 奥田 寛 無所属・市民派・39歳〜

平成25年夏の議会報告  通算31号(平成25年5月29日発行)

 

 

平成24年6日(土)午後1時30分〜

万葉ホール4階 視聴覚室にて

橿原市出前講座として、世界遺産推進課より
「飛鳥・藤原の宮都とその関連遺産群」について

 

 

午後3時00分より

奥田寛の議会報告広聴会
飛鳥・藤原を本当に世界遺産にするためにを行います

 

参加・無料、連絡も不要です。

どなたでもお気軽にお越しください。

 皆さまの忌憚のないご意見をお待ちしています。

 どうぞ、よろしくお願いします。

 

「景観」というものは、放置しておいてよくなるということはありません。

 私・奥田寛は、「景観保全地区」という美名のもとに長年、放置され続けてきた益田岩船のふもとに生まれ育ち、自然にまかせて放置された竹林が、この40年間で岩船をすっぽりと覆い隠してきた現状をつぶさに見てきました。

 結婚を機に、今井町に住まいを移した2年前からは、この重要伝統的建造物群保存地区の美観を守るために、地域住民の皆さんがどれだけの苦労をしておられるのかということも、勉強をさせて頂いています。

 放っておけば、崩れていく景観・美観を、ただ、単に愛着があるからというだけでなく、守り、育てていくことにはもっと積極的な必要性があります。

 少子高齢化にともない、個人市民税の歳入が減っていく中で、市民ひとりあたりの負担増を食い止めるためには、この町の財産である景観・文化財・考古学といったものを生かして、法人市民税や固定資産税の歳入を強化しておかねばなりません。

 考古学の好きな若者が、この町に住んで勉強をしたいと言ってくれる町づくり。世界遺産暫定リストの景観を見に来た観光客が、楽しんで、また来たいと言ってくれるような町づくりを皆さんとともに考えたいと思います。

 

「デフレの正体」の著者・日本総研の藻谷浩介氏が提唱するまちづくり(エリアマネジメント)とは?

先日、橿原文化会館小ホールで行われた、奈良県主催のシンポジウムで基調講演をされた藻谷氏のお話によれば、エリアマネジメントとは、

 

○地域の不動産の価値を維持向上する、あるいは地区の消えゆく町並みを守ろうとする活動であって、

○地権者の協力と、私を捨てて活動を推進する団体が必要である。

○固定資産税を守りたい役場の協力も不可欠となる。

○空き地・空き家・空きビル・空き店舗の賃貸を促進すべきである。

○老朽化した建物の建て替えプロジェクトを実現できれば素晴らしい。

○地権者が出し合う資金で不動産開発やテナントミックスのプロを雇い、地域の若者を育てよう。

 

 この、まちづくりについての考え方を知って、奥田寛は、世界遺産というものは、行政をせっついて仕上がりを待つものではなく、市民自らが地域の景観を大事にしていこう、磨いていこうとしていくための目標と捉えておいた方がよいのではないかと思うようになりました。

 では、どうやって市民の手で景観を磨いていけばよいのか。

 どうすれば、考古学の好きな若者や、世界遺産暫定リストの景観を見に来た観光客が、この町にまた来たいと言ってもらえるようになるのか。

 世界遺産暫定リストの景観を題材にした、風景写真や風景画のコンテストなど、やりたいことがたくさんあるのですが、まずは、地域の皆さんが、従来、やっておられるように、地域の掃除・草刈り・花づくりをしたり、歴史を学んだ上で景観を維持し、或いは景観改善を行政へ提言していくことが、何より大事なことなのだと、今さらのように気づかされています。

 市民自らの手で、飛鳥・藤原を世界遺産にする。

 その、大きな目標に向かう第一歩として、日本の道100選の一つでもあります「畝傍山山麓の道」、橿原神宮前駅中央出口から橿原神宮参道を抜けて今井町に至るまでの道を掃除したいと思います。

 ご参加頂ける方は、平成25年5月31日(土)午前6時に、橿原神宮前駅中央出口までお越し下さい。

 ただし、雨天中止とします。その他、お問い合わせは 090-3867-8200 奥田寛までどうぞよろしくお願いします。


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