情報開示2005年3月

情報開示」で橿原市政を変える! 〜奥田 寛の平成17年3月議会報告〜通算7号(平成17年5月14日発行)

 

5月22日(日)午後1時〜橿原市小房町 万葉ホール4階 研修室1

今期最初の市政報告会を行います

どなたでもお気軽にお越しください。

席を予約される方は 090-3867-8200 奥田まで

 

 

(1) 決意 

(2)「情報開示」 このビラの存在理由

(3) 2月臨時議会と3月予算議会・改革は進んでいるか? 

(4)行政・議会改革、そして”心の福祉”の実現へ


(1) 決意

 


 2月6日の市議会議員選挙で、有難くも2395票の信任を頂いてから、3ヶ月が経ちました。

 前評判では当落スレスレとも言われていただけに、開票速報での上位4番目の結果を、自分自身、なかなか信じることが出来ませんでした。

 公職選挙法が「当選後の挨拶の禁止」を定めているため、皆様への感謝の言葉もままなりませんが、公約の実現を目指し、日々努力することを誓い、その基本方針を改めてここにお示しすることでご挨拶に代えさせて頂きたいと思います。


奥田 寛(おくだひろし)
昭和48年6月17生・31歳

 


(2)「情報開示」 このビラの存在理由

 

 私は、市民自らが行政情報に接し、判断を下していく中で、行政の透明性が高まり、市民の意見が直接的に政治に反映していくことを目指しています。

 現行の議会制度は、私生活に忙しい市民の政治離れを加速し、政治をほんの一握りの人たちにしか分からないものにしてしまうことで、政治が歪み、政治そのものへの不信感が増大して、さらに政治離れが起きるという悪循環に陥っています。

 

 本当の意味での住民自治は、限りなく直接民主主義に近いものであるべきでしょう。

 社会の高齢化が進み、会社生活を終えた見識の高い住民が増えて、その目が地方自治へと向き出している現状は、「政治を住民の手に取り戻す」絶好のチャンスであり、その中では議員というものは「住民の代表(センセイ)」というよりも、むしろ「住民の代理」として住民と行政の折衝をサポートする役割なのではないかと思っています。

 

 この市政報告ビラ「情報開示」は、「直接的な情報」であることを心がけ、単なる一議員の仕事ぶりを報告する道具に終わらないよう、議員でないと知り得ないような、言わばウラの情報に特化して編集・発行してきました。

 3・6・9・12月の市議会定例会の後に行っている奥田の市政報告会の開催告知を兼ねて、最低でも年4回、昨年のし尿処理場建設入札談合疑惑のように、特に大きな問題があるときは臨時号も発行していくつもりです。

 ただ、配布の方法が問題で、当初は橿原市全域(約46000戸)にお届けするべく、四大新聞に折込みをしていたのですが、折込みには他の広告に紛れて人目につきにくいという欠点があります。

 ポスティングの場合は、マンションへの投函が出来ない場合が多いので、発行部数が1万枚ほど減りますが、人手の確保や配布期限(報告会の開催日まで)との兼ね合いで、折込みの1.5倍の経費がかかります。

 今後はポスティングを中心にしながら、インターネットでの情報発信を強化していく予定ですが、どうしてもマンションが手薄になります。

「自分の住んでいるマンションは配布可能」や、「自分の住んでいる近辺50軒程度なら配布してもいい」といった方がおられましたら、ぜひご連絡ください。


(3) 2月臨時議会と3月予算議会


 選挙の後、新議員26人の中から議長など三役をはじめとする役員改選を行うための2月臨時議会と、平成17年度の予算を審議するための3月議会が行われました。

 3月の予算委員会は、9月の決算委員会とともに、市政の全般に渡って理事者に説明を求めることができる重要な審議の機会で、議員の半数が参加することから、予算と決算の委員会に参加する議員が重複しないように調節することが慣例となっています。

 この委員会の中で、ごみ焼却場の運転委託契約、今井町の家屋の建築基準、国民健康保険税の値上げ、名勝指定された大和三山に関する観光施策、幼稚園の統廃合と保育料の見直しなどが大きく取り上げられましたが、これらの詳細については市政報告会でご説明したいと思います。

3月全体協議会・改革は進んでいるか?

 3月議会関連のニュースとして、橿原市が行政改革の実施計画を取りまとめたことと、市議会議員ほかに渡されていた市営駐車場のフリーパスが廃止されたことが大きく新聞に取り上げられました。

 実は、これらの議案についての審議は議会最終日の「協議会」の中で行われたため、各議員の発言内容や結論、理事者が議会事務局を通じて「市営プール無料券の廃止」の意向を示したこともいっさい議事録に残されていません。

 また、この日は市民からも「協議会を傍聴したい」と議長に対して申し入れがあったのですが、協議会のメンバー(出席議員全員)の決を取ることもなく拒否されています。

 さらに、この協議会の中ではなぜか「多数決」ではなく「全会一致」が原則とされており、ある議案に対して誰か一人でも反対すると可決成立しません。

 3月議会前に行われた会派代表による議会運営協議会の中では、『最近の「議会便り」の中では一般質問者の名前を伏せ、会派だけの表記になっているが、質問者個人の名前についても伏せる理由がなく、併記すべき』と提案させて頂いたのに対して、一人の会派代表が「拒否」、継続審議となっています。

 仮に誰かが「議会便りに個人名の載せるべきではない」と提案したとしても、一人の拒否で成立しないわけで、この奇妙な全会一致原則は、いい加減改めるべきではないかと思います。

 これらの詳細についても、市政報告会でご説明します。


(4)行政・議会改革、そして”心の福祉”の実現へ

 

 この橿原市の政治のもっとも悪い部分、それが、ごみ焼却場やし尿処理場など、大型公共事業をやるたびに持ち上がる談合疑惑です。

 ごみ焼却場の時は市民が裁判を起こす騒ぎになり、平成16年8月に執行されたし尿処理場の建設入札の時には、29億円の見積もりを提出した業者を自治体レベルでは前例のない手法で入札から外したあげく、34億円で工事が落札されています。

 明らかな5億円の無駄遣い。そして、疑惑の解けないままに税金の無駄を重ねた結果、橿原市の借金は平成15年末で886億円にも達し、財政の厳しさが、そのまま税金の値上げや公的施設の利用料の値上げとして、市民の負担へと転嫁されています。

 このような歪んだ行政を糺すためには、このような行政を許している市議会を糺さなくてはなりません。汚職・不正・腐敗・談合・癒着・利権政治を追放し、税金の無駄遣いを許さない市議会・政治倫理に敏感な市議会を作っていかなくてはなりません。

 行政改革は、まず市議会改革から。

 単なるパフォーマンス、単なるキャッチフレーズに終わらない本物の政治の改革をやるために、まずは市議会議員自身の給与・定数・特権等の見直しを進め、政治倫理条例の制定を最優先の目標とさせていただきます。

 橿原市の有権者は約10万人。その50分の1、約2000人の署名を集めれば、市議会議員の待遇に関わる条例の改正案を議会へと提出することができます。

 現実に、天理市で住民の直接請求によって、議員の資産公開

を定めた政治倫理条例が実現しています。

 奥田寛(おくだ・ひろし)、31歳。まだまだ若輩ではありますが、ただ一人の若い議員には難しい改革も、市民の皆様お一人、お一人と手を結んでいくことで、必ずや成ると信じています。

 本当に必要とされるところへ正しくお金の使われる行政、お年よりから子どもまで、そして障害のある方々も明るく過ごせる優しい橿原市"心の福祉"のまちづくりを実現するために、税金の無駄遣いを許さない強い心による強い改革が必要です。

 補欠選挙で頂いた1年4ヶ月の任期でやりとげることが出来なかった改革をやるために、奥田は死力を尽くして参ります。

 なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。

         

平成17年5月吉日 橿原市議会議員   

 


(5)奥田の市政報告会を兼ねた勉強会にご参加ください。

日程  : 5月22日(日) : 午後1時〜4時

場所  : 小房町・万葉ホール(yahoo地図) 4階・研修室1

内容  : 3月議会報告・市政課題全般。

参加  : 無料。どなたでもお気軽にどうぞ。

連絡  : 不要ですが、予約される場合は090-3867-8200か、27-7077奥田まで


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