平成21年度政務調査費使用報告

成21年度 政務調査費 収支報告

このページの内容は議長あてに報告している文書と、内容は同一ですが文字使いなどを適宜修正してあります

 

平成21年4月〜平成22年3月まで、1年間分の収支

500000円(政務調査費)− 178423円(支出合計)= 321577円(橿原市へ戻入)

 

支出合計 178423円の内訳

研究研修費 なし  
調査旅費 (1) 奈良市防災センター・佐久市・藤岡市の視察 64430円
資料作成費 (2) 市と県への情報公開請求・法務局登記 15820円
資料購入費 (3) 図書・都市計画図 7335円
公聴費 なし  
人件費 なし  
事務所費 (4) ノートパソコンリース料・通信料・ファイル 90838円

1)調査旅費 120560円

 

年月日

摘 要

支払金額(円)

調@ 平成21年9月2日 奈良市防災センター視察 2720
調A 平成22年2月1日〜平成22年2月2日 佐久市・藤岡市視察 61710
合計     64430

 

 

奈良市防災センター視察 2720

 

旅費計算明細

発駅

着駅

距離

利用種別

運賃

急行料金
大和八木 奈良 24.9 近鉄 430  
近鉄奈良駅 柏木町南   バス 180  
      上記往復 1220  
           
      日数0.5の日当 1500  

午後2時:橿原市役所 出発

午後3時〜5時 奈良市防災センター視察

午後6時:橿原市役所 帰着

政務調査日

平成21年9月2日 午後3時から5時
政務調査地 財団法人 奈良市防災センター (奈良市八条五丁目404番地の1)
政務調査
事項・内容
     等
目的:橿原市に建設予定の防災センター建設について・今後の防災意識について

 

本市における東竹田町の地域防災センター計画について考えるため、奈良市の防災センターでの視察研修を行った。

奈良市防災センターは1階部分に、

@消化体験(映像の火災に対して水の入った消火器を向けて消化を試みる疑似体験)

A煙避難体験(煙のような白い霧の出る室内迷路の中を手探りで脱出する疑似体験)

B台風体験(室内で人工的に大風と大雨を作り体感する疑似体験)

C地震体験(振動を起こす台の上に載って体感する疑似体験)

 等の機械・部屋を備えている。

 中和広域消防組合の本部には、@とAがあるが、Bはない。

 Cについては、橿原市では、小学校等の運動場で住民が避難訓練を行う際に、奈良県の所有する起震車に来てもらって体験していることがある。

 この起震装置は維持経費がかなりかかっているとの説明を受けた。

 また、奈良市防災センターでは2階部分に、視聴覚室・救急措置訓練室・研修室(T・U)等を備えている。

 視聴覚室の構造は、教室構造の各机に番号スイッチのついた電子端末を置いてアンケートなどが取りやすくなっている、中学校の教室にもある一般的なものだが、さほど使用頻度は多くはないようであった。

 建物自身は4階建てで、3階は奈良市消防の緊急通報を受ける通信室になっており、4階は食料等の備蓄倉庫と、大広間になっている。

 広間には、各種運動器具もあり、広間が講習等で使用されていない時には消防署員らの体力維持に使用されているようである。

 この奈良市の施設は、市外の住民でも無料で利用できる上、橿原市からは、京奈和自動車道を通って1時間以内で行き来できる場所にあること、類似の体験が市内でもできることを考えると、本市で同様の施設を建設する必要はないものと思う。

 東竹田町の地域防災センター計画において、@〜Cの機械・室の設置を予定していないことは妥当であり、さらに言えば、これらを備えない東竹田町のものは他市のものに比べて、いわゆる「防災センター」と表現すること自身に疑問があるので、「地域防災センター」なのであろう。

※消防庁HP:全国の主な防災センター施設

 なお、大和郡山市にも防災センターがあり、大和郡山市消防の職員が管理を行っているそうである。

 こちらは、C等を備えているようだが、他の機械は故障しているものも多いとのことで、後日、電話での聞取りのみ行った。


 

 

佐久市・藤岡市視察 61710

 

 

旅費計算明細

発駅

着駅

距離

利用種別

運賃

急行料金
大和八木 京都 55.1 近鉄 860 キロ
京都 東京 513.6   9870 513.6 5340
東京 佐久平 164.4 164.4 3030
佐久平 臼田 11.7    
臼田 佐久平 11.7   1450    
佐久平 高崎 59.4 59.4 2100
高崎 群馬藤岡 12.4    
群馬藤岡 高崎 12.4   9350    
高崎 東京 105.0 105.0 2710
東京 京都 513.6 513.6 5340
京都 大和八木 55.1 近鉄 860  
      合計 22390 18520
             
      日当2日分 6000    
      宿泊1夜 14800    

従来の特別車両料金(新幹線グリーン車料金)は、廃止されました。

政務調査日

平成22年2月1日( 月曜日 ) 午後1時30分 〜3時30分
政務調査地 長野県厚生農業協同組合連合会(JA長野厚生連) 佐久総合病院
政務調査
事項・内容
     等
 橿原市の奈良県立医大移転計画に関して、仮にこれが現実になった場合に、医師が確保できるのかなどの諸問題を考えるために、民間病院でありながらドクターヘリを運用、地域密着医療(一次予防)から高度専門医療(三次救急)双方で実績をあげ、さらには福祉施設の運営や文化事業として「病院祭」を行うなど、大きな社会貢献で有名な佐久総合病院の視察を行った。

 長野県の「中信」「北信」「南信」地方には国立病院があるが「東信」地方にはなく、この病院は「東信」地方の基幹病院となっている。

 長野県住民は、健康・長寿であるが、それは医療費の個人負担が比較的低額であることによって支えられており、これは、民間病院が少なく、公的病院が主たるものであった時代にできた伝統との説明であった。

 これが影響してか、この病院の勤務者の給与はさほど高くはないとのことである。

 病院自体はどこの大学の系列でもないが、医師の確保には困っていない。

 科ごとに、信大・群馬大・医科歯科大などとのつながりもあるが、長野県近辺だけでなく、全国から医師が来ており、いったん、病院を離れてもまた戻ってくる「出戻り」の医師・職員も多い。

 これは「農民のために」ではなく、「農民とともに」とされるポリシーにより、「病院祭」をはじめとする多くの文化活動が魅力的であることや、「流れ作業的にではなく、一人ひとりの患者と向き合うことのできる働きがいのある職場環境」が評価されてのことと思われる。

 独立して、近隣に個人病院を構える医師たちも、この病院との仲が悪くなったわけではないとのことであった。

 実際に病院を訪れてみると、建物こそ築40年を超えて老朽化し、建替えも検討されているようであったが、内部には畳敷きの休憩できるスペースがあったり、関係者撮影の写真パネルの展示、子ども楽しんで学べるような手作りの人体図のようなものがあったりと、まるで病院というより地区公民館を思わせる雰囲気である。

 年に一度の「病院祭」は、一般の方が来訪できる文化祭であり、その時には展示だけでなく、医師や看護師らによる寸劇や音楽も披露されるという。

 初代院長の吉沢氏が地域医療を開き、二代目院長の若月氏は、宮沢賢治が農村の青年たちに「小作人たれ、農村劇をやれ」と言ったことを参考にこの病院の文化を作っていったとのことである。

 ひるがえってみると、たとえ公立の病院であろうとも、このように地域住民との間に強固な仲間意識を持ち、全国の医療関係者からうらやましがられるような病院づくりに成功している例がほかにあるだろうかと思わせられる。

 民間の一病院としては、我々のような他市町村の議員の視察に丁寧に応じることは手間がかかり、メリットは多くはないはずだが、説明をして下さった病院関係者からは、ポリシーと
成功事例をよそでも参考にしてもらうために、視察への対応にも決して手抜きはしないとの姿勢が見られ、ありがたいというよりも感動してしまった。

 地域に敬愛される病院は、医師の確保にも困らない病院であった。

 政治家だけでなく、奈良県の多くの医療関係者にこの病院を参考にしてもらいたいものである。

(備 考)  資料は、個人保存

 

政務調査日

平成22年2月2日( 火曜日 ) 午後10時00分 〜11時30分
政務調査地 群馬県藤岡市役所 (担当者)子ども課
政務調査
事項・内容
     等
 橿原市をはじめ、母子保健法に則り、1歳6ヵ月の児童の健康診査・3歳6ヵ月児の健診は、全国の市町村で行われているが、藤岡市ではこれに加えて5歳児の健診も行っており、事業の有効性や問題点を把握するため視察を行った。

 まず、5歳児は幼稚園か保育園に行っていることが多いので各園からの情報を得ることができるが、この健診では、各園に通っていない子どもをも対象とすることができる。

 特に3歳児健診で見逃された発達障がい児の発見に成果をあげており、具体的にはケンパの苦手な子などに注意する、また、問診時には発声訓練等も行っている。

 年間予算は40万円程度である。

 要注意点として、親子からの相談がとぎれることがあり、市側の職員の表情や姿勢・プライベート情報に関する聞取りなどで傷つけないよう工夫が必要である。

 子どもの健診ではあるが、子どもの教育とともに親の悩み相談などに積極的に応じることができる機会でもあり、前向きで明るい子育てを実現するためには良い事業である。

(備 考  資料は、個人保存)

 


2)資料作成費(市と県への情報公開請求・法務局登記)  15820円

整理番号

年月日

摘 要

支払金額(円)

資作@ 平成21年5月7日 情報公開h19地方財政状況調査票等 2,210
資作A 平成21年5月21日 情報公開h19健全化判断比率等算定様式 1,830
資作I 平成21年5月27日 情報公開青少年婦人会館 780
資作B 平成21年6月2日 情報公開奈良県認可保育所社会福祉法人 2,820
資作C 平成21年6月15日 情報公開市税延滞金減免状況等 660
資作D 平成21年6月18日 情報公開労組 1,230
資作E 平成21年7月13日 法務局白橿町お祭り広場土地登記 1,000
資作J 平成21年8月6日 情報公開市税関係2

3,050

資作F 平成21年9月7日 法務局防災センター土地登記(16:09)

500

資作G 平成21年9月7日 法務局防災センター土地登記(16:23)

500

資作H 平成21年10月28日 情報公開公共嘱託等

1,240

合計     15820


3)資料購入費(図書・都市計画図) 7335円

整理
番号

年月日

摘 要

支払金額(円)

資購@ 平成21年8月27日 斑鳩町都市計画図

1,000

資購A 平成22年2月14日 宗田好史著書2点

4,200

資購B 平成22年3月18日 浅野詠子著書1点

2,135

合計    

7335


(4)事務所費 ノートパソコンリース料・通信料・ファイル 90838円

 

整理
番号

年月日

領収書明細

支払金額(円)
事@ 平成21年5月20日 資料整理用ファイル購入 2,392
事B 平成21年10月5日 ノートパソコンリース料2ヶ月分

14,700

事A 平成21年10月27日 資料整理用ファイル購入

3,286

事C 平成21年11月4日 ノートパソコンリース料

7,350

事F 平成21年11月30日 ノートパソコン定額通信料2ヶ月分

9,108

事D 平成21年12月3日 ノートパソコンリース料

7,350

事G 平成22年1月4日 ノートパソコン定額通信料

5,993

事E 平成22年1月4日 ノートパソコンリース料

7,350

事H 平成22年2月1日 ノートパソコン定額通信料

5,993

事I 平成22年2月3日 ノートパソコンリース料

7,350

事J 平成22年3月1日 ノートパソコン定額通信料

6,308

事K 平成22年3月3日 ノートパソコンリース料

7,350

事L 平成22年3月31日 ノートパソコン定額通信料

6,308

合計    

90838

 

リース会社 シャープファイナンス(株)
大阪市阿倍野区長池町22-22
奈良営業所 大和郡山市美濃庄町492
リース代理店 ダイワシステムマシン(株)
橿原市八木町1-12-8


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